永代供養を行った場合にお墓参りをする方法は?注意点も合わせて解説
永代供養では、遺族の代わりにお寺や霊園が遺骨の管理や供養を行ってくれます。お墓を管理する負担が軽減されるため、お墓の管理者が高齢になっていたり、遠方に住んでいて管理が難しかったりする場合に選ばれる方が増えています。しかし、一般的なお墓とは形状が異なるため、どのようにお墓参りをすればよいのかわからない方もいるでしょう。
この記事では、永代供養を行った場合のお墓参り方法について解説します。注意点も合わせて解説するため、永代供養をお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
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【種類別】永代供養のお墓参り方法
永代供養のお墓参り方法は、以下の4種類あります。
- 集合式
- 個別式
- 納骨堂
- 樹木葬
それぞれの方法について詳しく解説します。
集合式
集合式では、合祀墓や共同墓など1つの墓石や樹木に対してお墓参りをします。大きな香炉や供花台を設置されている場合は、花や線香を手向けましょう。場所によっては、供物が制限されている場合もあるため注意が必要です。
個別式
個別式では、一般的なお墓と同様に個別の墓石があるため、故人の墓所の前でお墓参りをします。一般的なお墓のように、お墓へ水をかけたりお供えをしたりできる場合も多いです。しかし、場所によっては花や線香を手向けることが禁止されている場合もあるため、事前に確認しましょう。
納骨堂
納骨堂では、屋内に骨壺を収納するため、天候に左右されずにお墓参りができます。集合式のように、複数の骨壺を一緒に納骨している場合や、個別式のように1人ずつ納骨されている場合があります。室内であるため、線香が禁止されてたり、共有の供養スペースを利用する形式になっていたり、施設によって様々です。各施設で規定が定められているため、よく確認してお墓参りをしましょう。
樹木葬
樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や花などをシンボルとして埋葬するお墓のことです。里山型や霊園型など、様々な形式がありますが、自然に囲まれているため線香やろうそくなどを禁止している場合が多いです。また、屋外の墓所であるため、お供え物が禁止されている場合もあります。
永代供養のお墓参りをする時の注意点
永代供養のお墓参りをする時には、いくつか注意点があります。以下3つの注意点について、それぞれ解説します。
- 服装
- お供え物
- 持ち物
服装
永代供養であっても、一般的なお墓でお参りする時と同じように服装には明確な決まりがありません。普段通りの服装でお墓参りしても大丈夫です。しかし、山の中の樹木葬や郊外のお墓に行く必要がある場合は、長時間歩く必要があるため、動きやすい服装が良いでしょう。
お供え物
お供え物は、永代供養の種類によっては供えられない場合があります。例えば、集合式の場合は他の方の遺骨も一緒に納骨されているため、お供え物を供えるスペースが十分にない可能性が高いです。また、施設によってはお供え物自体を制限している場合もあります。ただし、花であれば問題ない場合もあるため、永代供養している施設で許可されているものを持っていくようにしましょう。
持ち物
永代供養の場合、特に持っていくものはないため、手ぶらでも問題ありません。花や線香、お供え物が許可されている施設であれば、準備していっても良いでしょう。また、夏場に屋外へお墓参りに行く場合は、虫刺され対策に虫よけスプレーを持っていくこともおすすめです。
永代供養でもお墓参りはできる
永代供養の場合、お墓の管理や供養はお寺や霊園の管理者が行ってくれますが、定期的なお墓参りも大切です。施設によって花や線香、お供え物などの決まりがあるため、お墓の種類や施設のルールに沿ってお墓参りをしましょう。