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お墓には誰が入れる?次男や娘の場合や入れないときの選択肢をご紹介

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お墓の写真

 

先祖代々から受け継いだお墓を所有している方も多いですが、中には「誰が入れるのだろう」と疑問を持ったことがある方もいるでしょうか?そこで、こちらの記事では本家のお墓に入る場合の条件について紹介します。また、次男や娘など、本家のお墓に入れない際の対処法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

お墓には誰が入れるの?

先祖代々受け継いだお墓にはどんな人が入れるのでしょうか?ここでは、2つの項目に分けて解説します。

お墓は合意があれば誰でも入れる

お墓は通常、承継者と墓地管理者の合意があれば、誰でも入ることが可能です。しかし、墓地管理者の意思のほうが強く反映されやすい傾向にあります。承継者とは、お墓を受け継いだ人を指し、先祖代々からのお墓を次の代に引き渡すまで管理する役目があります。一方墓地管理者とは、墓地の管理を任されている責任者で、利用者との橋渡し役を務める人のことです。

また、墓地には入ることができる人の条件が定められているので、あらかじめ確認しておきましょう。

法律では定められていない

法律ではお墓に入る人は定められていませんが、本家の長男とその家族が入るのが一般的とされています。また承継者については、必ずしも長男や男性というわけではなく、性別や生まれ順に関係はありません。また、承継者は故人が指定することもできます。指定がない場合は慣習に従いますが、わからない場合は家庭裁判所の判断に従う必要があります。

次男や娘はどこのお墓に入る?

お墓には、慣習上その家の長男家族が入りますが、長男でない場合はどうすれば良いのでしょうか。それぞれ解説します。

次男の場合

次男以降の場合は、本家のお墓には入らず、分家として新しくお墓を建てます。しかし、未婚や死別などをしていれば、この限りではありません。また、既婚でも子どもがいない場合は、妻と一緒に本家のお墓に入ることがあります。

娘の場合

娘の場合は、結婚していれば嫁いだ先のお墓に入るのが一般的です。しかし、未婚の場合や結婚後に離婚して姓を戻している場合は、自分の家系のお墓に入ることが多いです。しかし、離婚していても姓を戻していない場合は、墓地の契約内容によっては本家のお墓に入れないことがあります。また入れるとしても、墓石に結婚後の姓を新しく彫らなければいけないこともあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

先祖代々のお墓に入れないときは?

事情があって本家のお墓に入れない人の場合はどうすればよいかについて解説します。

新しくお墓を建てる

本家のお墓に入れない場合、新しくお墓を建てる方法があります。この方法は、自分の世帯を持っていて、家族がいる場合に選ばれることが多いです。本家のお墓と同じ墓地に建てることもできます。違う霊園に建てる場合は墓地とお墓をそれぞれ購入する必要があります。しかし、近年では墓地の空きがなく予約待ちとなる場合が多いため、新しく建てる場合は早めに申し込んでおくことをおすすめします。

永代供養のお墓に入る

未婚で子どもがいない場合は、遺骨の管理や供養を霊園や寺院墓地に任せられる永代供養のお墓を選ぶ方法もあります。永代供養のお墓は樹木葬や納骨堂、合祀墓など様々です。それぞれお参りの方法や掛かる費用が異なるため、自分が望む条件に合わせて選びましょう。また、従来のお墓と永代供養が合わさった「期限付き墓地・永代供養付墓地」も選択肢として挙げられます。

手元供養を行う

手元供養を選ぶ方法もあります。手元供養とは、お墓に遺骨を納骨せずに自宅に置く方法です。手元供養には2種類あり、遺骨を全て自宅で保管する方法と遺骨の一部を自宅で保管する方法があります。また、最近では手元供養に適した様々な骨壺が販売されています。自宅で管理しやすいミニサイズの骨壺や、遺骨や遺灰をアクセサリーに加工した商品などもあり、若い世代に人気です。

どのお墓に入るのか事前に調べておきましょう

お墓に入る人は法律では定められておらず、お墓の承継者や墓地管理者の同意があれば誰でも入ることが可能です。しかし、様々な事情から本家のお墓に入れない方もいます。その場合は、新しくお墓を建てたり、永代供養のお墓に入ったり、手元供養を行うなどの選択肢もあるため、それぞれの状況に適した方法で供養するのがおすすめです。

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