お寺に納骨する方法は?納骨にかかる費用の内訳や相場も詳しく解説
日本で納骨できる場所は墓地のみと定められています。故人を惜しむために、遺骨を手元供養していても、将来的には納骨しようとお考えの方もいるでしょう。この記事では、お寺に納骨する方法や納骨にかかる費用について解説します。様々な方法があるため、納骨方法や費用相場が知りたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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お寺に納骨する方法
お寺に納骨する方法は、以下の4つです。
- お寺にお墓を建てて納骨する
- 永代供養にする
- 樹木葬にする
- お寺の納骨堂に納骨する
お寺にお墓を建てて納骨する
お寺にお墓を建てて納骨する方法は、昔からある伝統的な手法です。墓石や位牌を飾り、定期的に法要を執り行います。お墓がなくても、新しく自分で建てる方もいます。
永代供養にする
永代供養は、お寺に故人の遺骨を預け、供養を続ける納骨方法です。お寺が継続的に法要を行い、故人の冥福を祈ります。永代供養の管理は全てお寺が行うため、お墓の管理に不安がある方によく選ばれます。個人墓や合祀墓など、永代供養の納骨方法も様々あるため、供養の仕方や費用によって適切な方法を選ぶと良いでしょう。
樹木葬にする
樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標とする納骨方法です。故人の遺骨を樹木の周りに埋葬します。歴史的には浅い樹木葬ですが、近年メディアにも取り上げられており、選ぶ方も増えています。また、墓標は必ずしも樹木だけではなく、花や苔などの自然物を使用する場合もあり、形式は様々です。
お寺の納骨堂に納骨する
納骨堂とは、遺骨を室内に納骨するためのスペースのことです。屋外にあるお墓とは異なり、天候に左右されず気軽にお墓参りできます。ロッカー型や仏壇型など、多様な種類があります。
また、納骨堂は永代供養のプランがついている場合もあるため、お墓の管理に不安がある方にも選ばれやすい方法です。お寺によってお墓参りの方法やお供え物の制限などが異なるため、契約する前に複数の施設を比較して検討しましょう。
納骨にかかる費用
納骨には、以下のような費用がかかります。
- 永代使用料・永代供養料
- 管理料
- 入檀料
- 彫刻料
永代使用料・永代供養料
永代使用料とは、お墓を永代使用するために支払う費用のことです。また、永代供養料とは、納骨堂で遺骨を永代供養してもらうために支払う費用です。永代使用料や永代供養料は、20~100万円かかります。お寺・埋葬方法・保管形式・供養期間などによって大きく変動するため、契約時によく確認しましょう。
管理料
管理料とは、お寺がお墓や納骨堂の維持管理に充てる費用です。お墓や納骨堂に納骨している場合は、清掃や設備の整備などに必要な経費を支払う必要があります。管理料の相場は年間1万円前後です。お寺によっては、先払いができるところもあるため確認してみましょう。
入檀料
入檀料とは、お寺の檀家になる時に支払う費用です。お寺に納骨する場合は、檀家になることを求められる場合があります。檀家になる際には、10万円前後の入檀料を納めることが一般的です。さらに、檀家になった後は毎年5千円~1万円の檀家料を支払う必要があります。檀家になる場合は、どれくらいの金額を支払う必要があるのかよく確認しましょう。
彫刻料
彫刻料とは、墓石や墓誌に故人の名前を刻む場合にかかる費用です。彫刻料の相場は1人3万円前後ですが、お寺や納骨方法によっては必要ない場合もあります。
お寺に納骨する方法を知り故人に合った弔いをしよう
お寺に納骨する方法は「お墓を建てて納骨する」「永代供養にする」「樹木葬にする」「お寺の納骨堂に納骨する」の4種類があります。それぞれ弔い方や管理の仕方が異なるため、自身の生活スタイルや故人が望んだ方法を選ぶと良いでしょう。
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