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永代供養を行うメリットは?デメリットについても合わせて解説

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納骨堂

 

永代供養は、お寺に遺骨の管理などを任せられるため、自身でお墓を管理するのに不安がある方の利用が増えてきています。管理の負担が軽減されることも大きいですが、他にも様々なメリットがあることをご存じでしょうか。この記事では、永代供養を行うメリットとデメリットを解説します。将来的に墓じまいをし、永代供養にしようと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

永代供養のメリット

永代供養のメリットは、以下の5つです。

 

  • お墓の維持管理の負担が小さくなる
  • 一般的なお墓に比べて費用が安い
  • 宗旨・宗派を問わず利用できることが多い
  • お墓の後継者がいなくても利用できる
  • 生前契約ができる

 

それぞれ解説していきます。

お墓の維持管理の負担が小さくなる

お墓が遠方にある場合や、管理者が高齢になった場合など、お墓の掃除や管理が負担に感じる方もいるでしょう。永代供養の場合、遺骨の管理や供養はお寺が代わりに行ってくれます。そのため、お墓の維持管理にかかる負担を軽減できます。

一般的なお墓に比べて費用が安い

永代供養墓の方が、一般的なお墓を建てるよりも費用が安いです。お墓を建てる際の費用相場は墓地や墓石代などを合わせて数百万円かかりますが、永代供養墓の場合は30~100万円程度で済むでしょう。初期費用を支払えば管理費も必要ない場合もあるため、金銭的な面でも大きなメリットです。

宗旨・宗派を問わず利用できることが多い

永代供養は宗教や宗派に囚われず、広く利用できる場合が多いです。中には例外もありますが、大抵の場合はどのような宗旨や宗派でも供養してもらえるでしょう。

お墓の後継者がいなくても利用できる

永代供養であれば、お墓の後継者がいなくてもお寺や霊園が責任をもって供養してくれます。子どもがいない場合や、離れて暮らしている場合でも、お墓の継承を心配することなく故人の供養をしてもらえるでしょう。

生前契約ができる

永代供養を行っているお寺や霊園の中には、生前契約ができるところもあります。近年は終活を行う方も増えています。本人が健在なうちに自身のお墓を決めることで、安心感を得られるでしょう。

永代供養のデメリット

永代供養のデメリットは、以下の4つです。

 

  • 家族や親族の理解を得にくい
  • 一度合祀すると遺骨を取り出せない
  • 故人に向けて合掌やお供えなどをすることが難しい
  • お墓を継承できない

家族や親族の理解を得にくい

永代供養は近年広まりつつありますが、まだ一般的な供養方法とは言い難いです。そのため、永代供養をすることに対して、家族や親族の理解を得られない場合もあるでしょう。理解を得られないまま永代供養を進めると、トラブルに発展する恐れもあるため注意が必要です。

一度合祀すると遺骨を取り出せない

永代供養を行うと、最終的には遺骨を骨壺から取り出して他の方の遺骨と一緒に埋葬される合祀墓になります。合祀すると故人の遺骨を取り出せないため、分骨や改葬もできません。

故人に向けて合掌やお供えなどをすることが難しい

永代供養を行う場合、一般的なお墓と異なりお供えをしたり線香をあげたりすることが難しい場合が多いです。また、合祀墓や共同墓はお墓のシンボルが他の方と共有であるため、故人に向けて合掌しているという認識を持ちづらい場合もあるでしょう。

お墓を継承できない

永代供養を行う場合、一定期間が過ぎると遺骨は合祀されるため、子世代にお墓を継承できません。

メリットとデメリットを比較して永代供養を行うか考えよう

永代供養は、お墓を管理する負担が軽減したり、費用を少なく済ませられたりと、様々なメリットがあります。しかし、家族や親族の理解を得られなかったり、遺骨を取り出せなくなったりするデメリットもあるため注意が必要です。メリットとデメリットをそれぞれ比較して、永代供養を行うか考えましょう。

永代供養に関するご質問はこちら

この記事を書いた人

本田 智子

真宗大谷派 西光寺の坊守(寺嫁)です。27歳の時に甲状腺癌になり、それを機にココロとカラダ、食の関係を学び、耳つぼセラピスト、調理師としてお寺を中心に活動をしています。お寺に嫁いで22年。自坊の良さを伝えるために活動をしています。

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